重度のアトピー性皮膚炎の新薬「ネモリズマブ」、有効性を確認 京都大など

重度のアトピー性皮膚炎の新薬「ネモリズマブ」

アトピーのかゆみ4割減=治療薬申請へ―京大

 アトピー性皮膚炎の新薬の臨床試験(治験)で中程度から重度の患者のかゆみ改善と安全性が確認されたと、

 京都大大学院医学研究科の椛(かば)島(しま)健治教授(皮膚科学)らの研究グループが9日、

 米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の電子版に発表。

 中外製薬東京都)が開発し、国内での治験を共同で実施した製薬会社のマルホ(大阪市)が今後、厚生労働省に承認申請する。

 水素ガス吸入療法はかゆみ、炎症で発生する活性酸素の除去、反応性の高くなった細胞の入替によるアトピー性皮膚炎の

 症状を緩和するものです。根治治療には一般に数か月を要する症例が多く、より短期間での症状改善が課題です。

 新薬「ネモリズマブ」と水素ガス吸入療法の併用による治療効果の改善率向上を図っていきたいと考えています。

 

 健康支援センター博多